電動自転車が故障する原因はさまざまですが、主にバッテリーやモーター、配線などの電気系統のトラブルが多いです。また、日々の使用やメンテナンス不足が影響する場合もあります。以下に、電動自転車でよく見られる故障の原因をまとめました。
原因
長期間の使用による劣化(充電回数の上限に達した)
適切に充電できていない(充電器の接続不良や過充電)
高温・低温環境での使用や保管による性能低下
症状
バッテリーが充電されない
一回の充電で走行距離が極端に短くなる
対処法
バッテリーの寿命が来ている場合は交換が必要です。メーカー指定のバッテリーを使うようにしましょう。
バッテリーを適切な環境(直射日光を避け、温度が安定した場所)で保管することが重要です。
原因
長期間の使用による摩耗や故障
雨水や泥が侵入してモーター内部が損傷する
強い衝撃による部品の破損
症状
ペダルを漕いでもアシストが効かない
異音がする(ギアが摩耗している場合など)
対処法
モーター部分は精密機器のため、自分で修理するのは難しい場合があります。購入店やメーカーのサービスセンターに相談してください。
原因
長時間の振動や衝撃で配線が損傷する
配線が外部に露出している場合、雨や泥で腐食する
接続部分の緩みや接触不良
症状
バッテリーがあるのに電源が入らない
ランプやメーターが点灯しない
対処法
配線の目視点検を行い、外れている部分がないか確認します。専門店での点検や修理がおすすめです。
原因
ブレーキセンサーの不具合(電子制御ブレーキの場合)
長時間の使用によるパーツの摩耗
水や泥が侵入して機械部分が故障
症状
ブレーキをかけても効きが悪い
電動アシストの動作が不安定になる
対処法
ブレーキパッドの交換や車体の清掃を行います。センサーや電子部品の場合は専門店で修理してもらいましょう。
原因
ペダルやタイヤの回転を検知するセンサーが壊れる
汚れや異物でセンサーが正常に作動しない
症状
ペダルを漕いでもアシストが全く作動しない
アシストが時々途切れる
対処法
センサー周りを清掃して、異物がないか確認してください。故障している場合は交換が必要です。
原因
定期的なメンテナンス不足(潤滑油の不足や清掃不足)
長期間の使用での摩耗
症状
チェーンが外れる、または滑る
異音がする
対処法
チェーンの掃除と潤滑油の塗布を行います。摩耗が激しい場合は交換が必要です。
定期的な点検を行う
バッテリーの状態や配線の緩みを確認します。
メーカー推奨の点検時期を守りましょう。
適切な保管
雨風を避けた場所に保管し、高温・低温に注意してください。
無理な使い方を避ける
過剰に重い荷物を積んだり、悪路を頻繁に走行するのは避けましょう。
電動自転車の故障を防ぐには、日々のケアと早めのトラブル対応が大切です。万が一故障した場合は、自己修理が難しい部分もあるので、早めに専門店で点検を受けることをおすすめします。
[自転車マメ知識] 2024年11月22日